闘技場の呪文カードについて。
今回は呪文(スペル)編です。
基本的に、スペルは信頼しすぎてはいけません。
というのも、スペルにマナを回した場合、ミニオンを満足に展開できなくなることが多いからです。
例えばこちら後攻3ターン目でシャドウボルトを相手の3マナミニオンに発動し破壊したとします。
その場合眼前の脅威は対処できますが、マナがないためこちらはミニオンを場に追加できません。
となると、結局次のターンにより高いマナを使用したミニオンを相手が展開してくるので、むしろ悪い状況になります。
スペルカードが役に立つのは、確実に今除去しなければ今後の展開に大きな影響を及ぼすミニオンを破壊する場合や、すでにこちらが盤面をある程度獲得している時によいトレードを行う場合のみ効果的に機能します。
特にメイジには優良なスペルが多く存在しますが、あまり取りすぎるとミニオンが足らず結局後手に回ってしまうので、注意が必要です。
◯ダメージスペルとバフスペルは良いものもある
とはいったものの、召喚酔いがなく挑発持ちにも影響を受けずにダメージを与えられるカードは相手の狙いを崩すことができるので、よい仕事をするときがあります。
なので、マナ帯にあったダメージを出すスペルは悪くないカードです。
また、バフ(能力上昇)スペルも良いカードが多いです。
お互いに3/4のミニオンがいる段階で4ターン目に入り、自分が王の祝福を発動させ攻撃したとします。
そうすると7/8になり、3ダメージを受けて7/5になりますね。
これにより、相手の4ターン目に出せるミニオンは大多数が否定されます。
しかし、場にミニオンがいないとバフは機能しないため、相手に上手くトレードをされていると機能させにくくなります。
このように、ダメージスペルとバフスペルは、状況は選びますが強力なリターンをもたらしてくれることもあります。
○単体で機能しないものは弱い
闘技場はドラフトという性質上カード同士の組み合わせが難しいため、構築でコンボ用として活躍しているカードは基本的には闘技場では弱いです。
例えばローグの専用スペル段取り。
このカードは一枚では機能しなく、もう一枚のスペルがあって初めて効果を使用できます。
「4マナしかない時に"逃げ足"撃てるやんけ!」
と思ったりするかもしれませんが、ドラフトのような何を引けるかわからないシステムではセットでとれるかわからず、一緒に引けるかもわかりません。コンスタントに勝つためにはこれは致命的です。
これは極端な例ですが、他の限定的なカードとのコンボ前提のカードは気をつけたほうが良いでしょう。